ラジエルの詩-ONE-

この世界には イーサという力がある
人によっては エーテルと呼ばれる
その力を 使いこなすことが出来れば
人と意識は 幸せになると 信じられている

しかし それは本当は見えるのに
自らを盲目だと信じ
目を閉じているようなものなのだ
この場所で 私トートが
神官として目にした数多くの出来事は
そのほとんどが その意識の開眼
ただ目を開ければいいという
事実であった

私に 知恵を授けてくれた
イーサ意識は

******
言葉を発するとき、
その言葉に
根源を宿らせるのか
宿らせないのかを
正確に見極めなさい
******

意識体であるラジエルを通じ
常に言っていた

私が 言葉を作るきっかけになったのは
この教えが 元々の原因となった

意識だけでは
世界を変えることは
できない

あと二つ
必要なものがある
言葉と空間である
時は 形がなく
しかし時が 空間を生み出す
この法則を使い
私は エジプトにおいて
言葉を司る神として
存在することになった

真実は いつの時代も
時代が 巡っても
同じことを 教えてくれる
私たちは 何も持っていない
と 同時に 全てを持っている
という 真実

大きな流れの中で
そこに起こる微細な出来事に 注意を払い
そこになぜ その文字が存在するのか
なぜそこに この出来事が存在するのか
これらは 一切考えてはならない
目の前のことに ただ導かれ
観察しながら 導きに乗ること
そこに 自らの意識を入れずに
自らの感覚で 判断しない
そのことに 注意を払えば
いずれ 分かるようになる

この星で 人は
人として 認識できる存在として
【人のような形】
である外面と
内面として定義されている【意識】が
明確に 分けられている
そして 意識と肉体を包むように
魂が 円で覆っている
三者のことを 理解するようにと
神官学校ではまず教えられる

霊妙な意識は
学びはじめの存在にとっては
未知なるものである
しかし そこに憧れもある
私が最高神官となる過程も
全ての従者にとっての それと同じだった

私がラジエルを師として仰いだ時
私の今回の肉体周期においては
360年が経過していた
精神は25000年
魂は 始まりがわからない
私の意識が追える時を
はるかに凌ぐ時の経過だった

あらゆる場所に存在する魂は
私と 私以外を 分けるものではなく
全てが 統一されているものである
魂から分離した精神は
幾度となく 肉体を移り変わりながら
新しい肉体に宿ることを目的に
あらゆる時に充満することを
覚えるようになった

ラジエルはいつも
クリスタル・サークルと呼ばれる
円柱の塔 その最上階にいた

私を含め 神官となることを願う
意識体はその場所に行き
ラジエルに会えるかどうかの
二極を試されていた

ある時 ラジエルに会いに
塔を登った私の友人は
ラジエルの存在のみ感じ
その肉体を 見いだすことができずに
戻ってきた

そこで私も
今この瞬間
ラジエルに会うことを
目的として
塔を登り始めた

塔は七階層に分かれており
その最上階に行くまで
通常の肉体時間で換算すると
太陽暦で三日ほどかかる
途中 日の出と 日の入りを
全て観ることのできた私は
運がいいのだと感じた

塔は 常に風が吹いていた
上の階層に行けば行くほど
その風は強くなり
私が飛ばされて
下界に落ちてしまうのではないか
との恐怖を覚えた

三日目 私が最上階に着いた時
そこにラジエルは存在せず
ただ イーサ意識を感じたが

ラジエルの肉体を
認識する事はできなかった
そこで私は イーサ意識に
そのまま語りかけることに挑戦した
そこに 私が知っている
言葉を使う必要はなかった

イーサ意識は 即座に
私の意識に入ってきた

意識を意識だと定義する際
そこには第三者意識が不可欠となる
意識は単体で現れる事はない
意識が単体で現れる時
それは【在る】状態として存在する
その在る状態を人は、神で在るとか
愛で在ると言葉を当てはめるのだ
まだ言葉が存在しないとき
人の意識は神や愛を
分けることができなかった
分ける言葉が存在しないので
分けることができなかった

私は 念じた

私が 次の周期に行けるように

私は未熟であったため
私の念が即座にイーサ意識に
通じるのだと錯覚していた
意識が入ってくるのと
意識を送るのには
意識とは別の

【心】という名の

肉体に依存する存在を
受け入れる必要がある
私にはまだそのことを知る
タイミングではなかった

私の意識を
あなたの言葉で
書き留めるように

イーサ意識が再び
私の中に入ってきたので
私は その場に平伏しながら
エメラルドの鉱石を 薄く伸ばし
板状にし その上に手を当てた

**

全てが繋がっている

この言葉の側面は

あらゆるこれまでのことが

今に繋がっており

これからのことにも

繋がっていることの証である

それをつなぎとめるイーサを

兆しと呼ぶ

私の意識はイーサであり

全てをつなぎとめる兆しである

前兆とは

全ての事象

全ての未来における

兆しの

連続性である

意識体が望んだ事は

その電磁的性質の通りに

伝搬していき

物事の根源を貫く

繋がれた根源から

派生した一つの現象を

目で確認できる現実

と呼んでいる

神官の道は

この目に見えるものと

目に見えないものを

つなぐものである

**

イーサ意識から
流れ込んでくるものを
言葉に変換して
私はエメラルドタブレットに
刻み込んだ

タブレット(ほぼ備忘録)

エジプト初期王朝時代、ギリシャ神話のヘレニズム神とエジプト神話のトート神が融合し、神秘主義的な古代思想が生まれ、その威光を継ぐ人物として、錬金術師のヘルメスが神格化され、

ヘルメス・トリスメギストス

と称されるようになった。

「トリスメギストス」とは、3つを合わせたもの、という意味になるため、3倍偉大なヘルメスと訳される。

ヘルメス主義とは、「ヘルメス文書」に基づく、哲学的、宗教的思想の総称である。占星術、錬金術、神智学、自然哲学を含み、神秘学とも呼ばれる。

※トート神は、頭が鳥。時を司る神。

ここまで読んで、ちょっとやばい方向に行っていると感じた方。

正解。

最近はもう頭の中はエジプトでいっぱい。

エジプト、ギリシャ、ローマ、なぜかわからずに言い続けていた、その答えがゆっくりと落ち着いている感じ。

そして、エメラルドタブレットの錬金術。

トート神の伝説について書かれた本。

止まっていた好奇心の歯車が動き出している。

今に、生きない。

沖縄から帰ってきました。

何か特別なことが起こり、変わったわけではありませんが。

一つだけはっきりとしたことがあります。

それは、この世界に満ちている言葉の半数以上が創作であるということ。

真実を伝えようとするために生み出された言葉が今や逆転し、弊害としてこの世界に蔓延しているということ。

私は、沖縄の空気、琉球王国の歴史に触れ、そこにどっぷりと浸りながら、できるだけ言葉として残さず、写真として残そうと思いました。

なので、どうだったのかについて知りたい方は、Facebookへ掲載したアルバムをご覧ください。Facebookで染井碧と検索していただければ、友達申請不要でご覧いただけます。

その写真がある程度は語ってくれることでしょう。

「今に生きること、私らしくあること、本来の私に戻る。」

これらの言葉に騙されないでください。

あなたは、変われません。変わりたいと願い続けるなら、一生この世界というパッケージ内に留まり、次々と変わらなければならない理由を見出すことでしょう。

「あなたはそのままで完璧」

この言葉も想像です。完璧がなんであるのかを私たちは知りえることはできません。

完璧という言葉が生み出すイメージの中に、生きることはやめるべきです。

あなたの周りにある言葉が、私たちにどれだけのイメージを落としているでしょう。

あらゆる蓄積された言葉によって、私たちが作り出した記憶を、一つずつはがしましょう。

染井碧