あるとなし

世界の切り替わりを望んでいる僕と、世界がいくつもの層に折り重なっている事実を知った僕。両方とも、特に心は動かなかった。

目の前に本気で取り組んでいる物事があったから僕は幸せです。とも言えなかった。
好きなことでお金を手に入れることができても、心は動かなかった。

誰かは言う。「誰かと比較することを取り除けば幸せになる」。また、誰かは言う「誰かと比較することでテンションが上がる、パフォーマンスも上がる」

たとえ世界が切り替わらなくても。たとえ自分が変わることをしなくても。私が、私に出会えた時、大抵が幸せを感じることができる。そして、その出会いは、探さなくても生まれた時から今まで「在る」。ただ、忘れているか、思い出すことを避けているか。

忘れたままで、幸福かもしれないし。思い出すことで、現実が歪みだす可能性もある。その人にとって、何が善で、何が悪なのかについて考えることが生きがいであれば、そうすれば良い。

自分はすごいでしょう。と言いたくなる気持ちが、自信のなさを含んでいることは周知の事実だし。人に合わせて、モヤモヤしている中で生きることも良いではないか。

つまり、何かと一体にならなければ起こりえない幸福感は、もともとないのと同じ。本当の自分を探さなければ起こりえない、人生の価値に、価値は無い。

 

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